2009年07月04日
ファンドレイジングが社会を変える
「ファンドレイジング」とか「ファンドレイザー」という言葉を聞いたことはありますか?あまり聞き慣れない言葉だと思います。「ファンドレイジング」とは、NPOなどの非営利組織における資金調達全般を示す言葉です。事業を進めていく上で必要な寄付や助成金などによる資金の調達はもちろんのこと、会費、事業収入も含めたトータルの収入の改善を図っていくことです。「ファンドレイザー」は、その役割の担う職種のことです。日本では、「ファンドレイザー募集!」なんていうのはまだまだ見慣れませんが、欧米では、かなり名誉ある職業として高く評価されているそうです。
この本は、現在、日本では数少ないファンドレイジングについて学ぶことのできる本です。非常に早くからファンドレイジングについて研究をされ、「ファンドレイジング道場」というブログやメルマガでも大変有名な鵜尾雅隆さんの著書です。専門用語が出てくることも少なく、平易な言葉で書かれていてとても読みやすい文章なのでおすすめです。前半は、ファンドレイジングや寄付ということについて理解を深めるのに役立ちます。後半では、ファンドレイジングを成功させるためには、具体的にどのような改善が必要なのか詳しく述べられています。「日本は、寄付の集まらない文化だからねー!」ということを言っている方こそ、ぜひ読んで頂きたい一冊です。本の一節に下記のような一節が出てきます。
「ファンドレイジングは、単に資金を集めるという技術ではない。そのNPOとそのNPOが所属する社会との重要なコミュニケーションの手段なんだ。自分の国内で資金が集められないということは、自分達の活動の意義をきちんと自分の国の人たちに理解させられていないということだ。そういう社会から遊離したNPOになってはいけない」
正にそうですね。寄付が集まらないことにも必ずそれなりの理由があるわけです。NPO関係者はこの言葉をしっかりと胸にしまっておかなくてはならないと感じました。
2009年06月11日
社会起業家になる方法
タイトルから考えると社会起業家になるための道のりが書かれたハウツー本のように思われる方も多いと思いますが違います。そもそも道なき道を行く社会起業家になるための原則的な方法など存在するはずないです。(笑)この本は、現在、日本で活躍している6人の社会起業家について紹介し、具体的なビジネスモデルやそこにたどり着くまでの経緯に関して書かれている本です。下記に紹介されている方々のブログもリンクしておきました。
G‐net・秋元祥治さん
明天・貝沼航さん
コトバノアトリエ・山本繁さん
オリザ・浅井雄一郎/小平勘太さん
音の羽根・馬渡徹郎さん
ケアプロ・川添高志
収益性と社会性の両立については、よく言われていますが、本当に事業それぞれです。当然、一日にして成らずですが、課題意識やそこにたどり着くまでの話などノンフィクションライターの著者がインタビュー形式でわかりやすくまとめてくれています。「社会起業家って何?」という初心者の方でも楽しんで読むことのできる一冊です。ぜひ、登場するみなさんに会いにいってみてください。みなさん、とってもユニークかつ聡明な方ばかりです!セミナーなどで会ってから読むも良し!会う前に読んでみるのも良しです!
タグ:社会起業家
2009年05月14日
レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略
レバレッジとは、「力の入れどころ=てこの原理」です。大ベストセラーの本田直之さんのレバレッジシリーズの経営者版の本です。レバレッジシリーズは好きでよく読んでいましたが、この本は一番良かったです。非営利組織の運営に携わっている方々にもぜひ、読んでいただきたい一冊だと思います。マネジメントの本は、やたら難しい話か、やたらいい加減な話の本が多いイメージだったのですが、この本は、質問形式で非常にわかりやすくマネジメントの基礎基本を教えてくれました。
本書は、@経営者のレバレッジ、A戦略のレバレッジ、B営業のレバレッジ、Cブランドのレバレッジ、D仕組み化のレバレッジ、E組織のレバレッジの6つの構成から成り立っているのですが、どの章も実にシンプルかつ深い。経営に携わる方なら反省する点が一つもない方はいないはずくらいの話です。私は、特にAとD、Eの章が勉強になり、何度か読み返させていただきました。経営に携わる人の思考が大きく転換するエッセンスが詰まっています。現場出身、たたき上げの経営者の方には、特にオススメいたします。経営者思考に変化させてくれるはずです。本書の冒頭で「最少の努力で最大の成果の出る仕組みを作って、最大の努力を要望するのがマネジメントの役割である」というリクルートの方の言葉が紹介されていますが、正にその具体的な方法について本田さんの経験も交えて述べられています。ぜひ、経営に役立てていきたいと思います。
2009年04月28日
やりたいことがないヤツは社会起業家になれ
熱い想いがあるから社会起業家になるという人もいれば、やりたいことがないから社会起業家になる人もいる。「なんだそりゃー?」と思わず言ってしまいそうだけど、山本さんの考え方はもっとだと思った。社会起業家として仕事をするならば、自分の自己実現を優先したい人には、正直、向かないと私も思いました。他者の自己実現が自分の自己実現だとストイックに思える人こそがこの道なき道を行き、新しい道を切りひらいていくことができるのでしょう。
「神保町小説アカデミー」、「オールニートニッポン」、「トキワ荘プロジェクト」、「日本中退防止研究所」と試行錯誤を重ねながら駆け抜けていく山本さんのどんなことに悩み、苦しまれたのか、事業を推進していく原動力となっている経緯など大変詳細に語られています。「社会起業」に対して興味関心のある方にとっては、章ごとに山本さんの学びがまとめられており、大変参考になりました。非常に読みやすい言葉でちょっとした時間の合間にも読める本です。ぜひ、気軽に手にとって読んでみてください。
2009年04月27日
NPOの資金づくりがわかる本!−リーダーが知っておくべき成功のポイント
「NPOってお金をとっていいの?」、「NPOに資金マネジメントって必要なの?」最近、やっと日本もそういった話から抜け出て、継続的かつ発展的な非営利活動を行っていくためにどうしたら良いのかという議論が営利セクターも交えて盛んになってきていると思います。
NPOに携わる多くの人にとって、人やノウハウについてマネジメントする力を持っている方は、多くいらっしゃいますが、活動を進展させていくためにどのよう資金をマネジメントしていくかについての考え方や具体的な手法等について力を持っている方が少ないのは事実です。日本には、34,000以上のNPO法人があり、その財務状況は、NPO法人のうち、年間500万円以下の収入しかない団体が約五割、1,000万円を超える団体は三割程度しかないという状態です。これでは、日本の社会セクターが盛り上がっているとはまだまだ言えないですね。
この本は、特に非営利団体の知識がなくてもわかりやすく読むことができます。実例も取り上げて解説しているのでNPOに携わっている方なら、さらに興味関心を持って読むことができると思います。ファンドレイジングの難しいものを読まれる前に概論的に学ぶことができる一冊です!初心者向けでとてもオススメです!
2009年04月21日
いつか、すべての子供たちに――「ティーチ・フォー・アメリカ」とそこで私が学んだこと
ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)というアメリカのNPOをご存知ですか?全米各地の貧しい学校に教師として送り込み、教育改革を推進するとともに、教える経験を通じて若者たちを次世代リーダーに育成しています。日本の大学生の理想の就職先のトップ10にNPOがランキングすることはありませんが、ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)は米国大学生の理想の就職先のトップ10に選ばれているというから驚きです。フルタイムで1000人以上の人が一つのNPOで働いているというから仰天です。
ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)の驚異的な変革力については、これまで何度も耳にしてきていましたが、設立からの詳しいプロセスなどについて書かれた資料がなかったのでわからない点も多かったのですが、この本を読んでとてもよく理解できました。ちなみにこの本は、創立者のWendy Koppさんの著書「One Day, All Children: The Unlikely Triumph of Teach for America and What I Learned Along the Way
」の翻訳本です。
これまでティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)の成功してきた結果しか知らなかったのですが、その裏側にこれだけの試行錯誤が積み重ねられてきたことを知って、本当に良い学びになりました。また、ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)を支える助成金の額を見て、圧巻です。それだけの資金を調達することのできる力も当然すごいですが、ビジョンに共感し、それだけの支援をする周囲の素晴らしい方々に感動です。アメリカの教育改革に挑み続ける彼らからパワーをもらいました。私達も日本の教育改革に一石を投じられるように日々研鑽です。
ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)の驚異的な変革力については、これまで何度も耳にしてきていましたが、設立からの詳しいプロセスなどについて書かれた資料がなかったのでわからない点も多かったのですが、この本を読んでとてもよく理解できました。ちなみにこの本は、創立者のWendy Koppさんの著書「One Day, All Children: The Unlikely Triumph of Teach for America and What I Learned Along the Way
これまでティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)の成功してきた結果しか知らなかったのですが、その裏側にこれだけの試行錯誤が積み重ねられてきたことを知って、本当に良い学びになりました。また、ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)を支える助成金の額を見て、圧巻です。それだけの資金を調達することのできる力も当然すごいですが、ビジョンに共感し、それだけの支援をする周囲の素晴らしい方々に感動です。アメリカの教育改革に挑み続ける彼らからパワーをもらいました。私達も日本の教育改革に一石を投じられるように日々研鑽です。
2009年04月08日
「社会起業家」全仕事 あなたにもできる世直しビジネス(週刊ダイヤモンド 2009年 4/11号)
ついにビジネス誌の大きな特集に「社会起業家」が取り上げられるようになりました!4、5年前からするとかなり衝撃的なことでびっくりです。この本では、日本の社会起業家のモデルケースとして、下記の方々が取り上げられています。当団体が参加させていただいた「NEC社会起業塾」の話やいつも支援してくださる諸先輩方がたくさん登場しています。
また、コラムも充実しており、現在の日本の社会起業家の状況をしることができるだけでなく、海外で活躍している社会起業家のオールスターたちについても広く知ることができます。雑誌としての読みやすさもあり、値段も安いので非常にオススメ!これからの社会を創り出そうとしている社会起業家について、興味・関心のある方は、ぜひ、お読みください。
Part 1 社会起業家たちの挑戦
フローレンス
ファザーリング・ジャパン
マザーハウス
カタリバ
日本視覚障害者サッカー協会
ユナイテッド・ピープル
コトバノアトリエ
音力発電
ココ・ファーム・ワイナリー
バイリンガル・バイカルチュラルろう教育センター
古野農場
かものはしプロジェクト
ミチコーポレーション
TABLE FOR TWO International
アミタ
菜の花プロジェクトネットワーク
Waterscape
日本ホスピタル・クラウン協会
ケアプロ
オリザ
高齢社会の食と職を考えるチャンプルーの会
座游(The-You)
日本グッド・トイ委員会
Wink
モネット
ジャパンエリアマネジメント
さなぎ達/コトラボ
Column NEC社会起業塾の活況ぶり
Interview NPO法人ETIC.代表理事●宮城治男
Column 「非営利」でも儲けてOK スタッフへの報酬も当然あり
Column 申請から認証まで約4ヵ月 NPO法人設立までの流れ
Column 社会起業家を続々輩出する慶應SFC
Column 4つの新非営利法人格が誕生 NPO法はそのまま継続
Interview 市民バンク代表●片岡 勝
Column 多様化する社会起業の人材
Part 2 世界のスーパー社会起業家列伝
ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス、元マイクロソフト幹部ジョン・ウッド──。日本の社会起業家が憧れる世界のスーパー社会起業家たちは何を考え、どう行動に移したのか。
Interview デフタ・パートナーズ、グループ会長●原 丈人
Part 3 日本のNPOが抱える課題
「市民参加」から遠ざかるNPO 寄付市場を掘り起こせ!
Interview 経済評論家●勝間和代
InterviewNPO法人アサザ基金代表理事●飯島 博
Part 4 誰もが社会起業家になる時代
玩具メーカー社員がつくったバリアフリーの国際規格
Interview 社会起業家フォーラム代表●田坂広志
2009年04月05日
スティーブ・ジョブズの流儀
“Mac”、“ipod”、“iphone”、“itune”と世界にイノベーションを起こし続ける企業“Apple”。“Apple”をつくり、追い出され、再興を果たしたスティーブ・ジョブズ氏は、他に類を見ない独自の経営哲学を持ち、あくなき探究心とこだわりは、時として「完璧主義者、エリート主義者、気分屋、偏執狂」とまで表現され、「ジョブズは狂人と紙一重」と言われています。この本は、世界のライフスタイルを劇的に変え続けたスティーブ・ジョブズ氏の事業に対する考え方について、学びのに良い一冊です。一部IT関連の専門用語や関係企業なども登場するので、ちょっとコンピューターに関する簡単な知識があるとさらに臨場感を持って読むことができます。
「世界を変えられると本気で信じる人間こそが本当に世界を変えられる」という帯のメッセージの通り、スティーブ・ジョブズ氏の信念は強固です。新製品を作る際には、自らの頭の中にあり、それを取り出す作業だという断言しています。未来が手に取るようにはっきり見えているということです。また、顧客は自分の欲しいものなどわからないという指摘などは強烈でした。他の本では絶対に出てこないような経営哲学には驚きましたが(笑)、スティーブ・ジョブズ氏の仕事に対する姿勢は、非常に学ぶべきこと多かったです。“Apple”のファンの方もそうでない方もぜひ、読んでいただきたい一冊です。
2009年03月21日
「心に火をつける人、消す人」
「凡庸な教師はただしゃべる。少しましな教師は理解させようと努める。優れた教師は自らやってみせる。本当に優れた教師は生徒の心に火をつける。」(イギリスの教育学者:ウィリアム・アーサーワード)
子どもや青少年の活動に関わっている人であれば、誰もがグッとくる言葉ではないでしょうか?この本は、「子どもや青少年の参画」について、従来のリーダー像とは異なるファシリテーターの必要性を日本の事例を紹介しながら具体的に述べている本です。子どもの参画のパイオニアであるロジャー・ハート氏の世界各国の研究も随所で紹介されています。事例が数多く紹介されているというよりかは、ひとつひとつの事例が丁寧に描かれており、参画のあり方やファシリテーター像をイメージしやすい本でした。
シチズンシップを育む上で欠くことのできない子ども参画という言葉が「子どもの権利条約」が1989年に国連で採択されて以来、調査研究が積み重ねられ、広く流布してきましたが、なかなか参画に関する活動が伸び悩んでいるようにも感じていました。原因の一つは、ファシリテーターの育成が非常に遅れていることだと思います。「子どもは問題の根源ではなく、問題解決の根源である」というメッセージは非常に共感いたしました。そのように問題解決をする主体として子どもや青少年のことを信じ、真摯にサポートしていくことのできる大人が一人でも多くうまれてくるように私たち自身も取り組みを急がねばと感じさせてくれる一冊でした。
2009年03月19日
「考えすぎて動けない人のための 『すぐやる!』技術」
物事に取り掛かろうとしても、なかなか重い腰が動かない。。
だれしも、経験があること。
なんとかしないといけないことは分かっていても、できない。
明日から、やろうとしてもできない。。。
なんなんでしょう(笑)
本書では、深く考えるよりも、すぐに実行してしまおう!と強く勧めています。
確かに、大きな物事を動かすには、それなりの準備と段取りが必要ですが、日々日常においてはそれほど大がかりな前準備はいらないものがほとんどです。
宿題をやる。
書類を作る。
片づけをする。
アポイントを取る。
まずは、動いてしまいましょう!
宿題なら、まずは、教科書とノートを開く。鉛筆をもつ。書類作成なら、まずは、キーボードをたたき始めてみる。とにかく始めてみないことには、全容もつかめませんし、方向性も見えてきません。
著書の中には、陥りやすいすぐにできないことが31項目挙げられています。
具体的に、どうしたらできるのか、書いてあります。
最後にひとつだけ。
何か物事を始めようとすると、どうしても人の目が気になります。
失敗したらどうしよう。
こんなこと言ったりして、変な眼で見られないだろうか。
もっとかっこよくするためには?
などなど。
でも、他人って、いうほど私たちのことなど気にしていないものです。
どうしても好きになれない人もいるでしょうが、あなたのまわりに何人いますか?数えてみてください。
そんなに何十人もいないでしょ?
意外とそんなものなのかもしれません。
さて、私も明日からは、すぐやる人に、、、
いかんいかん、今日からですかね(笑)
だれしも、経験があること。
なんとかしないといけないことは分かっていても、できない。
明日から、やろうとしてもできない。。。
なんなんでしょう(笑)
本書では、深く考えるよりも、すぐに実行してしまおう!と強く勧めています。
確かに、大きな物事を動かすには、それなりの準備と段取りが必要ですが、日々日常においてはそれほど大がかりな前準備はいらないものがほとんどです。
宿題をやる。
書類を作る。
片づけをする。
アポイントを取る。
まずは、動いてしまいましょう!
宿題なら、まずは、教科書とノートを開く。鉛筆をもつ。書類作成なら、まずは、キーボードをたたき始めてみる。とにかく始めてみないことには、全容もつかめませんし、方向性も見えてきません。
著書の中には、陥りやすいすぐにできないことが31項目挙げられています。
具体的に、どうしたらできるのか、書いてあります。
最後にひとつだけ。
何か物事を始めようとすると、どうしても人の目が気になります。
失敗したらどうしよう。
こんなこと言ったりして、変な眼で見られないだろうか。
もっとかっこよくするためには?
などなど。
でも、他人って、いうほど私たちのことなど気にしていないものです。
どうしても好きになれない人もいるでしょうが、あなたのまわりに何人いますか?数えてみてください。
そんなに何十人もいないでしょ?
意外とそんなものなのかもしれません。
さて、私も明日からは、すぐやる人に、、、
いかんいかん、今日からですかね(笑)
タグ:仕事術













