
「子どもの社会力」
著者: 門脇 厚司
出版: 岩波書店(1999/12)
本屋で「子どもの社会力 −失われていないか 人と人がつながる力 社会をつくる力−」ととってもインパクトのある字で書かれていて思わず即買った本です。
社会教育関係者はもちろんですが、教育や心理、福祉など子どもに関するお仕事をされている方にぜひ、読んでもらいたい一冊だな〜!と思いました。
間違いなく夢職人の活動におけるコンパスになった一冊です。
近年の子ども達をめぐる深刻な状況の根本的な原因として「社会力」を挙げ、その重要性についてわかりやすく解説しています。
「社会性」という言葉はとてもよく使われる耳慣れた言葉ですが、教育社会学者の門脇さんがこの本で述べている「社会力」という言葉は、異なる定義を持っています。
「社会力」を築く基礎となる他者への愛着・関心・信頼がなぜ現代の中で育まれにくくなっているのかなど社会学的な視点からしっかりと述べられていました。
また、「社会力」の向上に地域社会における教育がキーとなっていることが説得力のある言葉で書かれていました。
「教育=学校」というイメージが強すぎ、何か問題があると学校が叩かれてしまう時代ですが、地域社会にしかできない教育があります。
「地域の教育力」という言葉が最近、よく取り上げられるようになってきましたが、「なんのこっちゃ?」という方も多いはず。
具体例を挙げながら、その点についてもわかりやすく説明されていました。




