
不都合な真実
著者:Al Gore
翻訳:枝廣 淳子
出版:ランダムハウス講談社 (2007/1/6)
映画 「不都合な真実」は、もうご覧になりましたか?この本は、映画の内容をさらにわかりやすくして綴じ込んだような本です。環境問題(特に温暖化の問題)についての入門的な一冊です。フルカラーでとても読みやすかったです。
環境問題の深刻化は止まることを知らず、今、地球は危機的な状況に陥っています。特に温暖化の問題は深刻です。「今年は、『暖冬』だな〜!昔よりも寒くならなくなったよな〜!」、「夏が年々、酷暑になっているような気がするんだけど〜!」、こんな風に感じている方もきっと多いはず!正にその通りです。
米国第45代副大統領に就任し、8年間その職務を果たしたアル・ゴアが半生をかけて取り組んできた環境問題についてのプレゼンテーションは実に深いものでした。アル・ゴアは、ハーバード大学在籍時代にロジャー・ルベル教授(大気圏の二酸化炭素を測量する方法を世界最初に編みだした科学者数人の一人)に追随し、学生時代から環境問題に取り組みはじめたそうです。本の中に出てくる数々の衝撃的な数値・グラフや写真には、唖然としてしまいました。このままでいくと北極の氷は、50年〜70年ですべて消滅してしまう。そうなると次々と世界の都市は海の中へ。鳥インフルエンザ、SARSなどの奇病の発生。ハリケーンカトリーナや一部の壮絶な寒波もすべて温暖化が関係しているのも納得でした。アル・ゴア副大統領は、「京都議定書」に批准を推進するも、自動車・電力(米国での発電には未だに石炭も多く使われている)などの業界からの反対を受けクリントンが批准を断念し、現在も離脱中。批准国の日本もその達成が危うい状況・・・。
この本を読んで改めて、環境問題について考え直しました。子ども達の活動に取り組んでいるとなおさらこれから先の地球環境が気になります。数十年後、これから生まれてくる子ども達に「おじいちゃん達がしっかりしなかったからこんな地球になっちゃったんでしょー!」と言われないように今、できることから一つずつ取り組んでいきたいと思います。



映画が話題になりましたよね。自分は本ではなく映画のほうを見に行ったのですが、愕然としました。
世界各地の氷河などがどんどん溶け出している事実。極地の氷も溶け出しています。人類の滅亡は、すぐそこまできている気がします。いや、地球生命の危機です。
個人的な行動(冷暖房の調節や、公共移動手段を使うなど)も大事ですが、国を挙げての大きな行動が何よりも必要ではないでしょうか(現実には経済優先で、なかなか行政は重い腰を上げない悲しい現実があります・・・)
あるバラエティ番組で地球温暖化の話題になったとき、あるタレントが「でもまだ全然先のことでしょ!」と言う発言をしており、唖然としました。
すでに温暖化の影響は世界各地で起きています(たとえば南太平洋の島国では、海水面の上昇で国家が滅亡しかけています)。
それに自分の死んだ後なら何が起きてもいいのでしょうか?
それは違うと思います。未来を生きる子孫のために、負の遺産を残さない義務が、今を生きている人にはあるのではないでしょうか。
でも現実は難しい。自分もまだどこか自分の問題ではないと思ってしまうときがあります。
まずは今地球上で起きている事実を知り、一人一人が意識を変えていくことが大切だと思います。
そのためにもぜひ多くの人が観てほしい一冊です。映画も観てください。