2007年02月19日
「ダーウィンの悪夢」
淡水湖では、世界第2位の大きさをほころビクトリア湖が今回の舞台。ビクトリア湖は、多種多様で豊富な生物が住むことで「ダーウィンの箱庭」とも呼ばれています。すべては、半世紀前に放たれた一匹のナイルパーチからはじまります。ナイルパーチは、湖の他の魚類を駆逐し、その切り身の輸出が盛んになっていきます。人々は、湖で加工工場で働き、生計をたてるようになり、一部の経営者らは、大金を手にするようになります。そして、富める者と貧しい者が出てくる。高騰した切り身の値段に湖の周辺に住んでいた人は、それを食べることができなくなり、自給自足の生活ができなくなる。子どもも育てることができず、ストリートチルドレンが増え、生活のために売春する女性が増え、エイズが蔓延する。ナイルパーチを運んでいる飛行機には、戦争のための武器が・・・。
「風が吹けば桶屋が儲かる」形式で繰り広げられる悪夢のグローバリゼーションの現実に思わず目を背けたくなります。あたかも良いこととして語られる「グローバリゼーション」の裏側にこれだけの現実があることをどれだけの人が知っているだろう?これは、けして遠い国の話ではなく、実際にナイルパーチの一部は、日本の食卓にも出ている。環境問題、貧困問題など多くの問題において21世紀は、正に結果が求められている世紀だと思います。
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