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対立がちからに
―グループづくりに生かせる体験学習のすすめ―
著者:William J. Kreidler/Lisa Furlong
翻訳:プロジェクトアドベンチャージャパン
出版:C.S.L.学習評価研究所 (2001/12)
「プロジェクト・アドベンチャー」(PA)という言葉は、ご存じですか?近年、様々な教育現場で取り入れられ、また、会社の新人研修などにも使われることが多いプログラムです。これは、「冒険教育」(アソベンチャー)の手法と「体験学習」(グループカウンセリング)の手法が融合されたプログラムです。1970年代にボストン郊外の公立学校の教師たちを中心にはじまったそうです。日本の学校では、ちょっと考えに難いですね。(笑)現在、教育効果の高さから急速に日本でも広がっています。詳しくは、日本で普及の中心となっている「プロジェクトアドベンチャージャパン」さんのホームページをご確認ください。
この本は、“ Adventures in Peacemaking: A Conflict Resolution Activity Guide for School-Age Programs ”という洋書が翻訳されたものです。基礎か発展かと言われれば、PAについて基礎的な知識・技術を身につけた方が読まれる本だという印象を受けました。基礎的な考え方を簡単に紹介しながら、その実践方法について詳細に説明されています。大規模なPA器具が必要なプログラムではなく、身の回りの道具でできるプログラムが中心となっています。160ちかくのプログラムが紹介されており、とても勉強になりました。
この本の題名である「対立が力に」に象徴されるように、対立という出来事の中から個人の「力」となる方法や、手段、考え方を学ぶということが中心になっています。「対立」や「葛藤」は避けるべきものとして、扱われることが多いのですが、人が成長していくうえで「対立」や「葛藤」にはたくさんの糧がつまっています。日々、子どもたちと向き合っているとこの重要性は切実に感じます。この本を読んで、「対立」や「葛藤」をいかに学びへとつないでいくか実践的な紹介がとても参考になりました。




