2008年02月19日

「ビジョナリー・ピープル」



 「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」の著者が10年にわたり歴史的偉業を成し遂げた方々へインタビュー調査を行い、分析を行った本。ネルソン・マンデラ、ダライ・ラマ、ジミー・カーター、リチャード・ブランソン、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ヨーヨー・マ、U2のボノなど、世界各国、200人以上のビジョナリー・ピープルにインタビューを行っています。これまでのビジョナリーシリーズでは、「永続的に続いていく企業とはどんな企業なのか?」ということの条件について、述べられていましたが、今度は、人物に焦点が当てています。新しい時代を切り拓き、世界に衝撃を与え続ける人々をビジョナリーピープルとして、どの人たちの共通点を洗い出していきます。

 「意義」、「思考スタイル」、「行動スタイル」の3つの観点から分析が行われています。自分のモノサシ(信念)を確立し、どんな逆境や失敗の山にも挫けることなく、むしろチャンスとして捉えて、突き進んでいくことのすさまじさには、驚かされました。周囲の評価を全く気にしないということを心の底から言えることにさらにビックリ!正に社会起業家のあるべき姿のように感じました。マネしようと思ってできるものではありませんが(笑)、生きるということへのその姿勢から学ぶべきことは大変多いと思います。夢にへこたれそうな時は、ぜひ、読んでください!!
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2008年01月13日

「そうだ、葉っぱを売ろう! 過疎の町、どん底からの再生」


  「株式会社いろどり(彩)」って知っていますか?徳島県上勝町の高齢者福祉産業で有名な会社です。この会社は、本当にスゴイ。徳島の過疎化した小さな町を大変革した会社です。男は朝っぱらから大酒をあおり、女は陰で他人をそしり日々を過ごすどん底の田舎町が今では70代、80代のおばあちゃんたちが、売上高2億6000万円のビジネスを支え、人口の2倍もの視察者が訪れる注目の町に変貌させました。「どんな事業でそんなに大きな変化を生み出したのか?」と思う人も多いかと思います。それは、正にタイトル通り“彩(葉っぱ)事業”です。「葉っぱがビジネスや商売になるわけないだろ〜!」と言いたくなる人は、ぜひ、この本を読んでみて下さい。

 この“いろどり(彩)”を生み出したのが横石知二さん。日本の社会起業家の先駆的な存在の方です。この本の中では、横石さんがここまで歩まれてきた険しい道のりが綴られています。“いろどり(彩)”の話は、以前から知っていましたが、事業化されたプロセスについては全然知らなかったので、本当に勉強になりました。特に努力が実って段々と市場で売れるようになり、役目を果たした横石さんが農協に辞表を出した時に、たくさんの農家から辞めないで欲しいという懇願書が届いたという実話と写真には、涙が出そうになりました。どんな逆境に置かれても挑戦を諦めない横石さんには、“不撓不屈”という言葉は正にピッタリです。後半に書かれている「地方再生」、「高齢者福祉」についての考え方は、とても共感しました。何よりも身をもって社会を変えた人の言葉は、心に響きます。日本がダメだと嘆く前にこの一冊。
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2007年11月22日

「社会起業家という仕事 チェンジメーカーII」


 2005年に出版され、ソーシャル・ベンチャー、NPO、NGOで働くことについて、多くの人のイメージを一新した「チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える」の第二作目となります。渡邊さんによると社会起業家は、自立的に事業をまわしているということが条件になるが、チェンジメーカーというのは、そのような条件なし(主たる財源が寄付や助成などによるものも含まれる)に社会の流れを大きく変える人だそうです。

 今回、紹介されている17人のうち4名の方が日本人でした。前作よりも多く日本のチェンジメーカーが紹介されており、とてもうれしい気持ちになりました。海外の事例も大変充実しており、「こんなことに取り組んでいる人がいるのか!すごい!」と何度も驚かされました!発想と行動力が半端じゃない!それにしても海外の非営利活動の規模の大きさには、かなり唖然とさせられてしまいました。それぞれの活動の紹介部分では、「年間活動費」が記載されているのですが、日本のNPOやNGOに比べて正直、ゼロの数が違います。地域コミュニティをフィールドとしているか、世界をフィールドとしているかによって当然、その金額は異なりますが、それにしても非営利組織の持つ人的・財政的基盤の差異には、悔しさを覚えます。(笑)

 これまで社会起業家という言葉や「NPOって、ボランティアなんでしょ!」という人でもきっと気軽に読むことができ、そのイメージを一新してくれます。誰かを、幸福にするという、新しくて楽しい働き方の提案です。
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 11:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 社 会 起 業 家

2007年11月09日

「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方

 これまで本を開いてから一気に最後まで本を読み切った経験というのは、数少ない。どんなにおもしろい本でも途中で休憩を入れるものですが、この本はあまりに夢中になりずぎて気がついたら読み終わってしまっていました!(笑)

 この本の著者である駒崎弘樹さんは、「保育の闇」とまで言われ、解決は不可能かと思われた病児保育の問題に社会起業家として挑戦している方です。NPO法人フローレンスの代表理事さんです。この本の中では、事業に取り組むことになった経緯や立ち上げ期の様々な出来事について、物語のように描かれています。社会起業家という言葉を全く知らない方でもかなり楽しんで読むことができると思います。登場人物の方々を知ると100倍楽しめます!(笑)

 この本の中にも出てきますが、NPO=ボランティアという誤った概念は、未だに多くの方々が持っているものです。社会起業家の第一人者であるかの有名なナイチンゲールは、「スタッフの自己犠牲にのみ頼る援助活動は継続的でない」という最もな指摘をしています。社会的な課題の根本的な解決は、継続的かつ多様なアプローチが必要であり、仕事として十分に成立させるべきことです。駒崎さんは、氷の大地を砕きながら力強く突き進む砕氷船として、よく例えられています。このような社会起業家としての生き方は、多くの方々の心に突き刺さるものがあるのではないでしょうか?

 現在、当団体のメンターとして、駒崎さんに様々なご支援をいただております。駒崎さんがこんなにたくさんの苦労を重ねられてきていたことを知り、さらに胸が熱くなりました!これからもっともっと駒崎さんから多くのことを学んで自らの団体に活かしていきたいと思います。
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 00:34| Comment(0) | TrackBack(1) | 社 会 起 業 家

2007年07月18日

「ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか」


 「なぜ、あの商品は爆発的に売れたのか?」、「どのようにして突如として、流行が生まれるのか?」そんな疑問がきっと誰しもが考えたことがあると思います。本書に登場する「ティッピング・ポイント」とは、「あるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れ出し、野火のように広がる劇的瞬間」のことです。この本は、米「ニューヨーカー」誌の専属ライターであるMalcolm Gladwell氏が執筆した“Tipping Point: How Little Things Can Make a Big Difference”という本の翻訳本です。

 爆発的に社会に普及していく商品やアイディアは、複雑な要因が重なって起こる現象ですが、個々の現象を調べていきながらそれを体系的に理論まで練り上げていったものです。正にその広がっていく様子は、「感染」という言葉がふさわしいほど劇的です。いくつかの心理学の実験も紹介されており、社会心理学の読み物としてもなかなかおもしろいと思います。本書で紹介されている事例の中でも荒廃していた地下鉄を徹底していくことからニューヨーク全体の犯罪を改善させていった話しは、あまりにも有名。この背景には、アメリカのハーバード大学のジェームス ウィルソン教授によって提唱された「割れた窓」理論がもとになっているようですが、その理論をジュリアーニ市長がどのように具体的な施策として講じていったのかはあまり深く知らなかったので勉強になりました。

 どのようにしたら、小さなNPOによる活動が社会に対して大きなインパクトをもたらすことができるか?と考えている方も多いはず。きっと、本書はその一つの手がかりとして有益なヒントを提供してくれるとともに、小さな変化を生み出すことの重要性を教えてくれるはずです。当然のことですが、すべての大きな変化は、はじめから大きな変化だったわけではありません。たった一人のちょっとした行動が社会へと波及していくおもしろさをこの本は教えてくれました。
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 13:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2007年03月15日

「世界を変える人たち―社会起業家たちの勇気とアイデアの力」

4478200920.01.IN01._SS400_SCLZZZZZZZ_V44667509_[1].jpg

世界を変える人たち
社会起業家たちの勇気とアイデアの力
著者:David Bornstein
監修:井上 英之
翻訳:有賀 裕子
出版:ダイヤモンド社 (2007/2/17)

 まずこの本を開くと 「この本に登場するのは、貧しい人に自分の財産を寄付した慈善家ではない。『困っている人を生み出している世の中』を変えてやろうと挑み、成功した人たちである。」という言葉と出会いました。社会を嘆き、批判することはたやすいことだけど、そこに立ち向かったいく人達がいる。もちろん、そこには大きな壁がいくつも立ちはだかっている。それでも確固たる信念で突き進み社会を変えている人達がこの社会にはいると思うだけで胸が熱くなります。

 この本は、David Bornsteinさんの名著「How to Change the World: Social Entrepreneurs and the Power of New Ideas」をビジネス書の翻訳に多く携わっている有賀裕子さんが翻訳し、ETIC.フェロー/ETIC.ソーシャルベンチャーセンタープロデューサーの井上英之が監修した本です。登場する人達は、80年代から90年代にかけて事業をスタートさせた社会起業家の第一世代にあたる方々です。この方々は、社会貢献=慈善事業と考えられていた時代に大きな変化のうねりを生み出しました。あのナイチンゲールも社会起業家として位置づけられています。今では日本でも大きく広まった「チャイルド・ライン」がインドからはじまったものだったとは、驚かされました。貧しい村に電気を届けようとする人。知的障害の子ども達を支援する施設の設立に尽力する人。スラム街の子ども達を病気から守ろうとする人などなど様々な社会起業家の姿を描くだけではなく、「世界を変える組織の特徴」や「成功する社会起業家の資質」なども第2部で取り上げています。必ずこの分野の本では必ず取り上げられるアショカ財団の支援力にも注目です。社会起業家のバイブル的なこの本をぜひ、味わってみてください。

タグ:社会起業家
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2007年01月10日

「未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家」

miraiwokaeta.jpg

未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
著者:シルヴァン・ダルニル/ マチュー・ルルー
出版:日経BP社 (2006/9/21)

 社会起業家というと最近よく聞く言葉のひとつになっていると思います。では、実際にはどういったことをされている方が社会起業家と呼ばれる人たちなのだろうか?そんな疑問でこの本を手にしました。通常の起業家との違いなど、分別がつきづらいことと思います。その一例としてこの本の中には、80通りの社会起業家と呼ばれる方々が登場しています。

 作者であるフランスの若者二人組が社会起業家に会いに行き、その取り組みの内容や印象・感想について、ユーモアを交えてわかりやすく説明していきます。貧困や情報格差を是正し、資源枯渇を食い止め、絶滅の危機にある生物を守り、廃棄物や殺虫剤による公害を防ごうと格闘する世界中のリーダーたちの思想、仕事ぶりが描かれていました。 私は、特に日本で活躍する古野農場の古野隆雄さん、グラミン銀行のムハマド・ユヌスさん、アラビンド眼科病院のゴビンダワ・ベンカタワミさん、コパートのぺーターコパートさんなどが印象に残りました。

 80人もの人を紹介しているので一例一例はやはり簡易な説明になってしまいます。それでも、この本を読んでまず序章の時点で明るい気分にさせられました。二人のなんともいえない楽観的行動が徐々に熱を帯び、そして、それは社会へと向けられていきます。次々に出会っていく社会起業家。彼らの起業精神、問題意識、その解決方法の編み出し方、読み進めていくうちに未来への展望がわくわくとしたものになっていきます。登場している起業家に共通しているもの、それは「信念」と「あきらめない行動力」。そして、ちょっとだけ視点をずらしてみること。難しいようで簡単なこと。簡単のようで難しいこと。

 じっと待っているのではなく、自分から動き出すことの大切さを80人の社会起業家と二人の旅人に楽しく教わった気持ちになりました。今、わたしたちが世界中のあちらこちらで抱えている問題を知ることにも良いきっかけにもなる本です。
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2006年11月03日

「社会起業家−社会責任ビジネスの新しい潮流」

shakaikigyouka2.jpg

社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流
著者:斎藤 槙
出版:岩波書店 (2004/07)

前回に紹介した「社会起業家―「よい社会」をつくる人たち」と同じ文庫本で社会起業家について書かれているのですが、こちらの本は、また別の視点から社会起業家について著述しているように感じます。
題名は、こっちの方が難しそうですが、こちらの本の方がより広域な視点から描かれていてわかりやすかった気がします。
企業の社会責任(CSR)や社会責任投資(SRI)などの言葉が広く聞かれるようになり、単に収入を得るだけの起業家ではなく、社会的な課題の解決を同時に目指す起業家が注目を浴びています。
この本は、社会へ貢献する企業やNPOの実際の活動、NPOと企業とのパートナーシップなどを紹介しながら、アメリカや日本の社会起業家の生き方を紹介し、社会起業家の意義を考えていく本です。
この本のおもちろさは、社会起業家を生き方として取り上げている点です。
日本にある「働く」ことへのイメージをまさに一新されました。
「社会起業家から教わった生き方、働き方の10の極意」というのは、社会起業家ということを抜きにしても一人の人間として学ぶものがありました。
これまでの経済的利益至上主義の潮流ではなく、新しい潮流が生まれてきていることに深く感銘を受けました。
「ボランティア?食べていけないよ!慈善事業は金持ちがやることだろ〜!」という人がいますが、「そんなことはない!」ということがよくわかりました。
このような潮流が社会の状況を見ているときっと主流になってくる日がくると思います。
就職活動などで自分の人生の岐路に立っている方に、「こんな生き方もあるのか!」と読んでもらえたらと思います。
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

「社会起業家−『よい社会』をつくる人たち」

shakaikigyouka1.jpg

社会起業家―「よい社会」をつくる人たち
著者:町田 洋次
出版:PHP研究所 (2000/11)

社会起業家は、医療、福祉、教育、環境、文化などの社会サービスを事業として行う人たちです。
単なるボランティアでもなく、経済的な利益を追求する起業家でもありません。
この本では、イギリスにあるシンクタンクの“デモス”の調査報告書の事例に話が展開されています。
事例を通して、「成功する社会起業家の条件」や「失敗する社会起業家のケース」を探るところから話がはじまります。
中盤では、アメリカでの事例を通して「営利とは何か?非営利とは何か?」という根本的な問いかけや、非営利活動におけるマネジメントの必要性についてふれています。
また、社会起業家が注目を浴びるまでの社会的背景についても詳細に書かれていて、社会起業家についてどんな存在などかとても理解が深まりました。
後半の非営利活動組織がいかに自立的・継続的に活動を展開していくかという話は、本当に切実な話です。
日本のNPOが行政の安い委託先などとして揶揄される昨今、そのマネジメントの必要性をひしひしと感じられました。
最後には、日本でこれまで活躍してきた社会起業家(社会起業家という概念は新しいものですが、「明治」くらいから実在し、その活躍ぶりが描かれていました。)や今現在、活動を展開している方々が事例として紹介され刺激を受けることができました。
「お金がこそが絶対的な価値」があるかのように勘違いしている社会で「こんな人もいるのか〜!」と感じてもらえる一冊になると思います!
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2006年09月20日

「コミュニティビジネスの時代―NPOが変える産業・社会、そして個人―」

400022834X.01._SS500_SCLZZZZZZZ_V58532003_[1].jpg

コミュニティビジネスの時代
―NPOが変える産業・社会、そして個人―
著者:本間正明/金子郁容/山内直人
大沢真知子/玄田有史
出版:岩波書店 (2003/9/6)

近年、新しい社会との関わり方として盛んになっている「コミュニティ・ビジネス」について、5人の専門家が各方面から検討している本です。身近な問題の解決を一番のミッションに掲げ、様々アイディアやマネジメント手腕を発揮し、取り組んでいくコミュニティビジネスの概要とその周辺的な知見を包括的に得るには、とてもいい本でした。

主に以下の章構成で書かれています。

○ コミュニティ・ビジネスとは何か?
○ NPOで働くということ
○ コミュニティビジネスの経済効果
○ NPO・コミュニティビジネスの課題を考える
○ いかに実現させてゆくか:開かれた制度改革へ

はじめに様々なコミュニティビジネスの事例がいくつか紹介されているのですが、アイディアやその運営の話しがとても斬新かつおもしろくて、読み入ってしまいました。
コミュニティビジネスをイメージし、理解するの助けになりました。
「NPO」で働くということは、今後、大きな人生の選択肢になっていくと思いますが、なかなかその実情は知らないもの。
「NPO」で働くことのおもしろさと大変さの両側面がきちんと整理されていて、「将来、NPOに関わってみたいな〜!」と考えている人には、有益な情報だと思います。
「コミュニティビジネスって、非営利活動的でしょ?経済効果なんてあんの?」という疑問に対して、データに基づいてどのような経済効果をどれだけもたらすのか説明されており、その将来性を予測していました。
「NPO」や「コミュニティ・ビジネス」の現在の課題点について、個人、企業、行政、NPOときちんと区分けして書かれており、それぞれの立場ごとの課題を知ることができとても勉強になりました。
議論の多いNPOに関する制度についてのあり方をひとつひとつ検討しており、将来的な展望を考える良い材料になりました。やはり、寄付や税制度の問題は奧が深く、アメリカのような優遇がなぜ実現しないのか?、実現するためにはどうする必要があるのか?ということを学ぶうえで細かくコメントが参考になりました。

コミュニティビジネスに興味・関心がある人から実際に活動されている人まで幅広く楽しめる本だと思います。
情報がきちんと整理されているので授業やプレゼンなんかでは、重宝しそうです!(笑)
posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2006年08月25日

「好きなまちで仕事を創る―Address the Smile」

3.jpg

好きなまちで仕事を創る―Address the Smile
編集:NPO法人 ETIC.
出版:TOブックス (2005/10)

 この本は、以前にご紹介した「チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える」という本の日本版のような本でした。今、ものすごい勢いのあるNPO法人 ETIC.さんが作られているからこそまた内容も充実!(笑)写真や文章もとても読みやすく、全く知識がなくても気軽に読める本でした。

 キーワードとしては、「地域」、「仕事」、「コミュニティ・ビジネス」といったことがあげられます。現在、様々な形(年齢や地域も違えば、活動している形態も異なる)で活躍されている32のコミュニティ起業家の仕事が取り上げながら、コミュニティ起業家の仕事を創る発想について共通する点を探っている本です。「コミュニティ起業家」という言葉はなかなか耳慣れない言葉かもしれませんが、この本では、
地域の笑顔のためにアントレプレナーシップ(起業家精神)を発揮して働く人=「コミュニティ起業家」
と定義していました。本の冒頭は、「身近にいる誰かを笑顔にすることが、世界の笑顔につながる、そう信じたいと思います。」という力強い一節からはじまっています。好きなまちで仕事を創り、志をもって働くことがきっとaddress the smileにつながっていくんだな!と強く感じさせてくれました。

  山積する地域社会の問題。けして、経済セクター先行の思考では解決できないものばかりです。社会セクターの熱い想いと経済セクターの手法を融合させていくことが重要だと思いました。本当に生き生きとして働く方々がたくさんのっていて、読んでいるこちらまでなんだか元気になってきます。「いつかうちの団体もこの本にのれるくらいの活動を展開できたらな〜!」と夢がふくらみました。

posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 社 会 起 業 家

2006年08月22日

「チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える」

change.maker.jpg

チェンジメーカー~社会起業家が世の中を変える
著者:渡邊 奈々
出版社:日経BP社 (2005/8/4)

社会起業家という言葉を曖昧には知っていたけれど、この本を読んでから本気で社会起業家にあこがれ、勉強するようになりました。
 
社会起業家については、以下のサイトさんが勉強になりました。
参考にしていただければと思います。

○ 社会起業家フォーラム(Japan Social Entrepreneur Forum) 
○ 社会起業家カフェ

「日本の経済セクターは豊かだけれど、社会セクターは発展途上。」ということがよく指摘されています。
日本では残念ながら経済セクターで成功した人ばかりが注目を浴びがちですが、この日本にも世界にも素晴らしい社会起業家の方がいらっしゃいます。
この本は、写真家の渡邊奈々さんがそんな日本で世界で活躍する18人の姿を撮影し、インタビューしたことをまとめたものです。
雑誌のように気軽に読めました。
インタビューの内容をまとめたものなので、一つ一つの章ごとにドキュメンタリーを見ているような感覚になりました
この18人は、社会的課題の解決に熱い志を持ち、一般企業でもかなわない活動を継続させるマネジメント能力にたけており、地域や社会の多くの人を巻き込む一つの渦を生み出しています。
経済セクター先行の硬直した社会状況に風穴を開け、新しい社会的な仕組みをつくりあげている人達です。
正にチェンジメーカー!!
「アメリカで大学を卒業した優秀な人達は、ベンチャーに就職し、もっと優秀な人はNPOやNGOで働き、もっともっとEXCELLENTに優秀な人は自分で組織をつくって社会の仕組みをつくります!」という以前、大学の授業で聞いた話を思い出しました。
NPOやNGOに関係する人のみならず、とてもおもしろい本だと思います。

posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 14:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 社 会 起 業 家