2007年04月03日

「気候変動 +2℃」

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気候変動 +2℃
編集:山本 良一/Think the Earth Project
出版:ダイヤモンド社 (2006/4/7)

 地球温暖化」という言葉は、今ではかなり馴染み深い言葉となりましたが、どれだけの人がこれを意識して生活しているのでしょうか?実際、温暖化による危機が叫ばれていますが、普段の生活の中ではどうもピンとこないというのが本音ではないでしょうか?温暖化は、地球全体が暖かくなるというわけではありません。「温暖化」=「暖かくなる」という認識は、実は間違った認識なのです。

 「地球温暖化」についてこんなシナリオがあります。

 今、1、2歳の子ども達が中学校へ通う2020年頃。大陸では、水不足が深刻化し、沿岸部では洪水が頻発。その子ども達が20歳を過ぎた頃、海面上昇によって多くの人が難民となる。やがて、その子の子ども達の時代には、地球の気候のゆらぎが一層激しくなり、多くの人の暮らしが奪われる・・・。

 これは単なる空想ではなく、科学的なデータを基にこのまま温暖化が進行した地球のシミュレーションです。本書では、まず、20世紀がどんな時代だったかを振り返り、そして今後2100年までをシミュレーションしています。本書のタイトルにある「+2℃」とは、今、世界中が注目している数値です。地球の平均気温が工業化以前よりも2℃高くなると気候変動が手に負えなくなり、社会や生態系が壊滅的な影響を受けると予測されているからです。ちなみに20世紀中に平均気温は0.6℃上昇し、今後100年で5℃上がるとも予測されています。

 もちろん、これはたくさんある未来のひとつであり、このようになるとは限りません。本書では、温暖化防止のために世界中で取り組まれている様々な活動も紹介されています。また、ニュースなどに登場する専門用語も詳しく解説されています。

 今日、生まれてきた赤ちゃんが大人になった頃、地球はどんな姿をしているのでしょうか?未来の世代が生きる世界がどうなるかは、今を生きる私達の行動に委ねられています。温暖化を知り、温暖化に対する意識を持つためにも家庭や学校などでぜひ、読んでみてほしい一冊です。

posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然環境

2007年02月10日

「不都合な真実」

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不都合な真実
著者:Al Gore
翻訳:枝廣 淳子
出版:ランダムハウス講談社 (2007/1/6)

 映画 「不都合な真実」は、もうご覧になりましたか?この本は、映画の内容をさらにわかりやすくして綴じ込んだような本です。環境問題(特に温暖化の問題)についての入門的な一冊です。フルカラーでとても読みやすかったです。

 環境問題の深刻化は止まることを知らず、今、地球は危機的な状況に陥っています。特に温暖化の問題は深刻です。「今年は、『暖冬』だな〜!昔よりも寒くならなくなったよな〜!」、「夏が年々、酷暑になっているような気がするんだけど〜!」、こんな風に感じている方もきっと多いはず!正にその通りです。

 米国第45代副大統領に就任し、8年間その職務を果たしたアル・ゴアが半生をかけて取り組んできた環境問題についてのプレゼンテーションは実に深いものでした。アル・ゴアは、ハーバード大学在籍時代にロジャー・ルベル教授(大気圏の二酸化炭素を測量する方法を世界最初に編みだした科学者数人の一人)に追随し、学生時代から環境問題に取り組みはじめたそうです。本の中に出てくる数々の衝撃的な数値・グラフや写真には、唖然としてしまいました。
このままでいくと北極の氷は、50年〜70年ですべて消滅してしまう。そうなると次々と世界の都市は海の中へ。鳥インフルエンザ、SARSなどの奇病の発生。ハリケーンカトリーナや一部の壮絶な寒波もすべて温暖化が関係しているのも納得でした。アル・ゴア副大統領は、「京都議定書」に批准を推進するも、自動車・電力(米国での発電には未だに石炭も多く使われている)などの業界からの反対を受けクリントンが批准を断念し、現在も離脱中。批准国の日本もその達成が危うい状況・・・。
 
 この本を読んで改めて、環境問題について考え直しました。子ども達の活動に取り組んでいるとなおさらこれから先の地球環境が気になります。数十年後、これから生まれてくる子ども達に「おじいちゃん達がしっかりしなかったからこんな地球になっちゃったんでしょー!」と言われないように今、できることから一つずつ取り組んでいきたいと思います。

posted by 特定非営利活動(NPO)法人 夢職人 at 18:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 自然環境